切磋琢磨

僕は友達は多い方ではないのですが、いやむしろ少ないのですが、良い友達にホンマに恵まれたなとつくづく思います。

幼稚園の時の幼なじみ。

小学校の時からの友達。

中学時代は…飛ばして、と。笑

高校時代の旧バンドメンバー。

大学の同期。

新卒で入った会社の同期。

悪友の腐れ縁です。笑

切磋琢磨、という言葉がありますね、お互いに磨き合って双方高めあう、ということですが、教科書に載っているときは、なんとも陳腐な言葉やな、と思うんですが、ああそういうことか、と気づかせてくれる友人がいれば、この言葉素敵やなあと思うんですよね。

辞書だけ一生眺めててもこの言葉を真に理解することはなかったと思います。

僕にとって友達というのは、考えが同じで一緒にワイワイできる人、というよりも、仲違いすることを厭わずに意見を言ってくれる人、なんですよね。

多少言い合いになることなんか眼中になくて、その先を見てくれてるんですよね。

実は、みんな自分の言いたいこと言ってるだけか。笑

いやいや、愛、やと思います。

友情、ですかね。

自分の考えてることを飲み込んで、適当に話合わせたところで、お互い面白くもなんともないですよ。

飲みながら喧嘩なったこともありましたわ。笑

勉強する、ということに対して、僕の心に火をつけてくれた友達がいました。

時は学生時代に遡ります。

大学の同期に海外出身の友達がいるんです。

彼は入学時点で既に日本も長かったのですが。

彼の、まあ勉強すること。

勉強に対するモチベーションが違うんです。

しかも教科書を丸覚えするような、いわゆる普通の勉強方法ではないんです。

英語圏の出身ではなかったので、英語を勉強していたのですが、ネットで落ちてるキング牧師の演説の音源とかをタダで拾ってきて、MP3プレーヤーとかに入れて、それを通学中の電車で聞くんですね。

しかも電車の中でシャドーイングといって、聴きながら繰り返すんです。ぶつぶつと小さい声で。

両隣に座ってる人からしたら、ちょっと気になりますよね。でもね、当人全く気にしてないんです。

他にも小さいバーを貸し切って、クリスマスイベントを主催して、国籍問わず友人を招待したり、欲しい人を募って高額な教材を割り勘してシェアしたり、在学中にかなりの英語をマスターして、卒業していきました。

クリスマスイベントの時は、サンタさんのかっこして、駅まで迎えに来てくれましたわ。そんなやつなんです。

全部自分の体を使った投資やったんですね。

こっちがそれに気づいた時には、既に社会人なってました。

学問、ですね。

福沢諭吉ですね。

その友達は、卒業後に働きながら、さくっとMBAを取得して、さらっと海外行ってしまいました。

MBAも一緒に行こうよと誘ってくれたんですが、当時ステンレスジョイントの仕事で会社に泊まり込むこともあり、とても行ける状況でなく見送りました。

でも誘ってくれたこと嬉しかったですね。

今は彼は海外で3か国語使って仕事してます。

たぶん奴なら今も同じ速度で勉強し続けているでしょうね。

恐ろしくなります。

もう一つ、同じ友達と大阪で飲んだときのことで、忘れられない思い出があります。

卒業後も飲みに行くと、外国出身の友達連れてきてくれるんです。

そいつと、神戸の友達と、モンゴルの友達と、マレーシアの友達と僕の5人。

そいつゆうてもてるな。笑

5人のうち3人海外出身者なんです。

そこで、日本の投票率を上げるにはどうしたらいいかとか、アジアの安全はどのようにして守られるべきか、とか話するんです。

顔くらいあるサイズのメガジョッキ持って。

梅田ルクアのダイニングフロアのど真ん中で。

楽しかったですね。

めちゃくちゃ楽しかった。

でも、その時思ったんです。

日本語なんですよね、会話が。

自分以外みんな英語できるんです。

自分に合わせてもらってるんですよね。

たぶんみんな共通言語である英語で話したかったと思います。

どれだけ雄弁に語ろうが、理論をかざそうが、こっちの土俵で相撲を取らせてもらってる。

いや、取らせて頂いてる。

その時の感情はなんとも言い難く、何かを新しく勉強し始めるとき、ちょっと苦味を伴って思い出します。

そんな体験をさせてくれる大事な大事な友達ですよ。

負けてられないです。

みんな社会人になって、所帯を持って、さらに家族が増えて、どんどん会うことは減っていってます。

でも思い出も大事にしたいし、また飲みながら爆笑したいな、と思いますね。

追いついて追い抜こうとするんですけど、みんな頑張ってるから、なかなか追い抜かせてくれないんですよね。笑

自分も、友達から「会って話したいなあ」と思い続けてもらえるような人間であり続けるよう、努力します。

て、忘れんようにここ書いとこ。笑

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