怪我とか病気の話でもあるんですが、なんでもそうなんですよね。
似てる話がたくさんある。
たとえば工作機械。工作機械というのは、工場で使う機械で、金属なんかの部品を削ったりするような機械のことなんですが、予防保全といって、修理よりも整備のほうが結局安上がりなんですよね。
町工場って無理するんですよ。人間も機械も。一昔前はホンマにひどかったですね。無理するのが美学みたいなところありました。もしかしたら日本の特徴かもしれませんけど。悪い方の特徴ですね。
特に私と専務は法の外ですからね。笑
でも中小の町工場なんて似たような感じやったと思います。
人間も機械も無理し過ぎたら壊れます。
大事にすると性能が100%以上引き出されます。
経営者も会社にとっては道具みたいなもんです。笑
うまく使って性能を引き出して、会社がうまく回るように利用しないと。笑
機械の場合、一回故障すると、修理依頼をしてから修理メーカーが来てくれて直してくれるまでタイムラグがあり、修理をしている間、機会損失が発生します。
機会損失というのは、この場合、「機械が壊れていなければ稼げていたであろう儲け」のことです。
機械損失とも言える。笑
相続も似てますね。
相続より譲渡のほうが、節税になったりします。
ラーメン屋さんのセルフサービスの飲料水ありますよね。
あれの補充も同じです。
A店では、水の容器が透明で、定期的もしくは半分を切ると補充するルールがある。
B 店では、空になると補充するルールがある。
補充の回数だけで見るとA店の方が多いと思います。
B店で何が起こるかというと、
客「ジョボジョボジョボ…。あ、水無くなったわ。おーい、水ちょーだい!」
となります。
店側が想定していないタイミングで補充をしないといけなくなるんですよね。
ということは、「無駄の総量」、という観点でも予防の方が安上がりなのですが、もう一つ。
前者は「時期が読める」ということです。
怪我も病気も故障も相続も、おっちゃんの「おーい」も、時期が読めないんですよ。
ということは、企業経営であれば、期中に費用を見込む、というのが予防の方がリスクが少ないんですね。
この場合のリスクというのは危険という意味ではなくて、予想と結果の振れ幅の大きさのことです。
この場合、マンション2階から飛び降りるよりも10階から飛び降りる方がリスクは低い。
ほぼ間違いなく死ぬから。
治療より予防。
修理より整備。
相続より譲渡。
言われてから補充より言われる前に補充。
そして、マンションからは飛び降りない!