電子版三種の神器

2018年11月に、すんごく僭越ながら商工会議所さんのイベントの壇上でお話させて頂きました。

尼崎・東大阪・大津の3商工会議所連携で行われている異業種イノベーション大交流会というイベントで、弊社が尼崎代表として事例発表をさせて頂きました。

自分みたいな実力のない者に、お声がけ頂きありがとうございました。

中小企業の社長さんを中心に100名くらい来られていたと思います。

異業種イノベーション大交流会

その時「町工場の日常から生まれる小さなイノベーション」というテーマで、20分お話ししたのが、僕の考える町工場の効率化の話。

イノベーションというと、たいそうなことに聞こえますが、たいそうな話は僕はできないので、小さなと頭につけておきました。笑

大学のときに、一番ゼミで議論したのが、革新性とイノベーションの話です。

卒論も、そのテーマで書きました。

イノベーションが起きたときに、そこにあるのが革新性です。

僕は卒論で、革新性を、

・製品、製法、市場、販売方法のいずれかに新規性があり

・時間的、空間的、人的に見て、そのすべてにおいて有用性がある

と定義しました。

合ってるんか知りませんけど。笑

卒論が2008年なので、また変わってるかもしれませんね。

わかりにくいので、上記の講演では、「なんか新しい良いもん」と表現させて頂きました。笑

イノベーションというのは、2004年大学入学当時、技術革新と訳されていましたが、今は技術に限らないと認識されていると思います。

基本的に良い物は高いです。

でも、その価値観を一瞬で変えてしまうのがイノベーションです。

イノベーションによって、昨日出来なかったことが今日できるようになったりします。

大学の授業ではケーススタディで色々な事例が出てきました。

講義では出てこなかったと思いますが、カッターナイフなんか、わかりやすいですね。

言わずと知れた株式会社オルファの発明です。

社名も、さすが大阪の会社。

パンチ効いてますよね。

折る刃、ですからね。笑

カッターナイフが誕生する前は、ナイフというのは研いで使うものでした。

ましてや、折れる、なんてあってはならんことでした。

使えなくなるわけですから。

そこをあえて、折る。

そこに革新性があるわけです。

知っていると何のことは無いのですが、その革新を支えたのは技術もさることながら、閃きや情熱です。

そして実際にそれを実現しうる能力。

閃きと想いと力が革新を生みます。

イノベーションは結果論で語られることが多いです。

先になんて、わからないですから。

たいていは、こんなもん売れるわけがない、と言われます。笑

オルファの誕生秘話は胸が熱くなりますね。

ナイフという道具にもかかわらず、いやナイフやからこそ安全に対する絶対的な想いも伝わってきます。

安全でよく切れて使いやすい。

そして安いんです。

僕はMT-1という中型のタイプを、めちゃめちゃ重宝しています。

ベタ褒めしましたけど、僕はオルファの回しもんではないです。笑

ただ、こういう発見って、程度の差はあれど、日常的に起こっているはずです。

それを、ITと絡めてお話させて頂いたんです。

町工場のITって実際かなり遅れてます。

町工場であれば、独自のITを進めることが必ず武器になると思ったのが家業のステンレスジョイントに入社した2009年4月のことです。

やっと主題の話ですが、僕の考える、電子版三種の神器とは、下の3つ。

・ウェブサイト

・メール

・ファイル共有システム

です。

え、そんなん当たり前やん。

そんなもん、とっくの昔にやってまんがな。

という人は、さっき見てたYahooニュースに戻ってください。笑

三種の神器って、洗濯機にしろ冷蔵庫にしろクーラーにしろ、今となっては、あって当たり前のものやと思うんですね。

やから、これでいいんです。笑

あって当たり前、と考える方は、誰かが用意してくれて当たり前、という方がほとんどではないでしょうか。

すべてを自分1人で社内に整備された方は、おそらく少数派やと思います。

大きい企業の方や、ITの進んでいる業界の方からすると、かなりびっくりかもしれませんが、小企業にはまだまだ整備されてないのが現状です。

20人以下の企業では、大手の方が考えもつかないような世界が広がっています。

そして、僕らはそこで暮らしている。笑

それぞれの内容は、長くなるので記事を分割しました。

それぞれのページが長くてうっとしいんですが、よかったら覗いてみてください。笑

・ウェブサイト

・メール

・ファイル共有システム

なんでこんなことを記事にするのか。

中小企業の力になりたいからですよ。

自分とこ小企業のくせにね。笑

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