新しい取り組み

僕は、変わらずにいるためには、変わっていかないといけない、と思っています。(書きました。「荒唐文化論」)

禅問答のようですが、世間は流れる川のようなもんです。

仮に同じ場所に留まるとしても、漕ぎ続けんとあかん。

自分が止まると、川に流されて、元の自分では、いられんくなる。

組織でも同じです。

実際には、変えられないもの、譲れないものがあります。

自分たちの目指す理念とかを押し通すためには、変化し続ける社会から常に同等以上の評価をし続けてもらう必要があります。

ただアホみたいに繰り返し叫ぶだけでは、自分たちの考えを押し通すことはできません。

そのうち喉も枯れるでしょう。笑

そういう考えで、僕としては入社してからずっと新しいことに取り組み続けているつもりです。

ただ、町工場に限らず製造現場というのは、誰かの思いつきがパッと広がるほど甘い世界ではないです。

製造に限らず現場とはそういうもんやと思います。

というより、そもそも現場だけの話ではないかもしれませんね。

組織に対して、このような新しいことを取り組んでいく時に、大事なことを3つ考えています。

・文化醸成

・仕組み

・ルール化

の3つです。

少し大きい発表の場でもお話しさせて頂いたことがあります。(書きました。「電子版三種の神器」)

順番に掘り下げます。

まずは、文化醸成。

とっかかりとして、一番重要やと思います。

なんでも、いきなりは無理なんですね。

どんなことでも最初は違和感があります。

歯の被せ物を作り直すと、最初すごい違和感ですよね。

でもすぐに慣れます。

日常的に繰り返すものほど、すぐに慣れます。

着実にやっていくために、みんながやればみんな得する、という雰囲気を作っていくんですね。

デール・カーネギーじゃないですが、もちろん実際にみんなが得することじゃないとだめです。(書きました。「How to win friends and influence pelple」)

大事なことは、責任者が本気で取り組むことです。

いつの間にか、みんなそれが当たり前と思えるような文化を作っていく。

ちゃんとやった方が結局楽やったなあに少しずつ変えていく。

最初はみんな首をかしげてたものでも、今はそれが当たり前になっています。

僕や専務が考えた変な名前のツールも、みんな当たり前のように活用するようになりました。笑

そういうもんやと思います。

ちょっとやってみて、あかんかったら辞めたらいいんです。(書きました。「小さい階段」)

小さい組織ほど、その点に優位性があります。

後で振り返って、あんときはずいぶん非効率なことやっとったなあ、とみんなで笑えたら最高です。笑

次に、仕組みです。

そうなれば自然とそうなるようにしておく、ということです。

例えばATM。

最近はキャッシュカードを取らないと、現金が出てこないようになっています。

キャッシュカードを取り忘れる、という行為が物理的にできないようになっている。

そういう仕組みをうまく作るということです。

製造現場では、ポカよけといって、ちゃんとした方法でないと、ジグや工具がセットできないようにしたりする工夫があります。

ジグについては、投資効果もあります。(書きました。「時間で時間を買う」)

割と物理的な工夫が功を奏することも多いです。

アプリケーションを使っても良いです。

最後はルール化です。

割と浸透した後とか、実施する人数が増えてくると有効です。

むしろ、そこまで進むと、これをやらんとうまくいかなくなってくると思います。

ステンレスジョイントでは、ルールをツールに、が合言葉です。

ルールを人をがんじがらめにする悪いものとして使うのではなく、人の手助けをする有益なものにする。

僕は、よく信号を例にとります。

信号待ちは、うっとしいもんですが、信号があるおかげで、安全性が著しく上昇しています。

また、信号がそれだけポーンと突っ立ってピカピカ光っていても何の効果もなく、そこを通る人がルールを守ることで、初めて安全性が向上します。

信号を、自分の時間を奪う疫病神と捉えるか、守ることで死なずに済む守り神と捉えるか、考え方ひとつで見方が変わります。

ここに、ある種の社会性やネットワーク効果が発生している、というのも面白い点です。

ネットワーク効果というのは、ネットワーク外部性ともいって、それを利用する人が増えるほど、その行動の価値が上がることです。

代表的なものは電話で、1人で持っていても文鎮にしかなりません。笑

線と対角線を引くとわかりやすいのですが、2人やと点が2つで線は1つ、3人やと線は3、4人やと対角線2本が加わって6、5人やと10、6人やと15になります。

文字だと全然わからないので図にします。笑

仕組みを利用する人が2人から6人になったときに、利用者数は3倍に対して、効果が15倍になっていることがわかります。

うまく回り出すと好循環が起こっていきます。

好循環を回すのに力が要るのに、悪循環は、いつも知らん間にクルクルと回り出すんですよね。笑

神様は、おちゃめで困りますわ。笑(書きました。「ものづくりの神様」)

温故知新ならぬ温新知新。

新しきを温(たず)ねて新しきを知る。

いかがでしょうか。

真空チャンバー・溶接・機械加工のご依頼はステンレスジョイント株式会社へ。

金属製の変なアイテムはtodoroへ。

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