人情と効率

一見、相反するものが共存することを、アンビバレントといいますね。

横文字は苦手ですが、これは無理に日本語にするより、アンビバレントが一番わかりやすい。

普段生きていく中で、自分が指針としていることがたくさんあり、このブログの「ことば」のカテゴリーに一つずつ書いているんですが、そのうちの一つです。

僕がステンレスジョイントに対してもっているテーマのうちの一つでもあります。

今年のステンレスジョイントの年始の挨拶で、社員のみんなに、この話をしました。

一見効率を追求すると、ロボット同士で仕事をするような感覚になって、人情もクソもなくなるんではないか、という話があります。

逆に人情を優先すると、無駄が多くなって、効率は下がるんじゃないか、とこうくるわけです。

でも、こういうケース、思い当たりありませんか。

例えば、一言声をかけておく。

「これ図面似てるけど、ここがちゃう(違う)からな」とか、「前回、ここ間違えてるから気ぃつけて」とか、相手のことを思って話す内容が結果的にリスクを減らして効率を上げることに繋がってると思います。

ということは、相手のことを考えて仕事するからこそ、効率が上がる、ということです。

効率の向上を人に渡す、ということは、その人の持っている時間を増やす、ということを意味しています。

相手の時間を増やす、ということは、相手の命を延ばす、ということです。

ただし、闇雲にお節介を焼くのが最善というわけではないです。

渡す情報が増えてくると、リスクは減るかもしれませんが、逆に効率が下がってきます。

やり過ぎると、相手のミスを予測して潰すことが、相手の成長を阻害することにも繋がるかもしれません。

大事なのは、みんながそのバランスを考えながら動くことやと思います。

会社は拠点です。

みんなでうまく回るような場所を作っていくと、そこを訪れる人みんなに良いことが還元されます。

言うのは簡単。

全員で行動に移せるかどうか。

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