おとな、には4種類あると思います。
身体的、精神的、経済的、法的。
身体的、というのは、字面そのままで、大人の体になっているか、ですね。
体躯(たいく)の善し悪しは人によって違うので、その人の成長が止まった時点で大人になったと解釈できると思います。
精神的、というのは、大人としての心が十分に育っているか、ですね。
良い意味で少年のような心をもったまま大人になる人もいるので、子供の時の心を捨てる必要はなさそうです。
経済的、というのは、人に頼ることなく自分のお金だけで衣食住に問題のない生活ができているかどうか、ですね。
法的、というのも、そのままですね。法律で成人と定められた年齢です。
それぞれが、密接に関係しています。
労働するための体が出来上がっていなければ、労働という経済活動がそもそも困難ですし、法的に許されなければ運転免許のような資格を得ることができません。
労働収入にしろ、権利収入にしろ自分で経済活動をすることにより精神的に安定することもあれば、逆に経済的に豊かであっても、精神的に未熟な人はいます。
人によって到達する順番はバラバラで、それぞれ到達する年齢にも、かなりの個人差があると思います。
家庭の数だけ、事情というものもあると思いますし、家庭外の環境にも大きく影響を受けます。
正直、学歴も無関係ではないと思います。
一般には、男性の場合、身体的、というのが一番に発達するように思います。
もし、力はあるが、使い方はわからないとすると、ある種危険ですよね。
テロについて書いた本で読みましたが、少年兵のテロリストが一番怖いそうです。
精神的に未熟なのと、自分に子供がいないため、目の前で命が増えるということを経験しておらず、誰かの命を守ることにも実感がなく、人生に未練の残るような相手がいない場合が多く、銃の引き金を引くのに抵抗が少ないからだそうです。
そこを計算された上で、テロ活動に勧誘されることも多いそうなので、やりきれないですね。
一般的に、若くして苦労した人、というのは、それぞれの到達年齢が早いんやと思います。
特に、経済的に早く自立した人は、それが顕著な気がします。
多くの人は、身体的、法的、経済的、精神的、という順番になるような気がします。
いわゆる親に学費を出してもらって4年制大学を出て、新卒で社会人になる人であれば、独断と偏見で書くと、身体的:16歳くらい、精神的:25歳くらい、経済的:22歳、法的:20歳、という感じではないでしょうか。
4つのうち、個人的なものと社会的なものは、ある程度線引きができそうです。
むしろ、身体的というのだけが個人的で、あとは全て社会的な要素を含むと思います。
上記のうち、人間として、どこで差がつくか、というと、精神的な部分ではないでしょうか。
他の要素は、0か1かという感じですが、精神的な部分に関してだけは、どれだけ大人か、という、及第点を超えた後というか、1を超えた後が試されるように思います。
しかも、0から1になるまでも、0から急に1になるのではなく、少しずつ上がっていくように思います。
とりあえず僕は、早く精神的大人としての数値1を目指します。笑