先日のラジオ出演に続き、再度出演させていただきました。
今回はゲスト出演ではなく、自分の番組として企画させていただきました。
今回の放送の詳細は下記の通りでした。
2023年1月14日(土)
FM aiai (エフエムあまがさき) 82.0MHz
12:30〜13:00 あなたにとどろけ!~町工場より愛を込めて~(「RADIO JACK!~今日はダレの30分!?」内)
なんとエフエムあまがさきさんのご厚意で、放送の音源を頂きまして、再配布OKということですので、貼らせていただきます。
音源はアップロード用に少し圧縮しています。
再放送代わりではないですが、聞き逃された方も是非お聴きいただけたらと思います。
放送そのままではなく、著作権の関係で僕に権利の無い音源はカットされているバージョンです。
番組の概要としてはサブタイトルにもある通り、町工場で働く人の声を発表して、町工場を知るきっかけにしていただきたい、ということでした。
この番組はタイトルやメインの喋りこそ花を持たせていただいて、僕が先導させていただきましたが、エフエムあまがさき担当ディレクターの藤本邦洋さんや、他の番組でお忙しいところ進行サポートのため駆けつけてくださったプロのパーソナリティの武田康子さん、それから僕がお会いしたかどうかに関わらず番組作りにご奔走いただいたスタッフの方の作品だと思っています。
とても貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
放送内容の詳細については番組を聴いていただきたいので、舞台裏の話を少し。
のつもりが、たっぷりに。笑
かなり長いので適当に読み飛ばしてください。笑
実は、この番組の取り組みを知ったきっかけというのは、尼崎商工会議所さんからお呼びいただいた「あくしいタイム」のゲスト出演にあたり、エフエムあまがさきの公式Twitterを拝見したことでした。
固定ツイートに、RADIO JACK!という番組が、いわゆる市民DJを募集している、と書かれていました。
エフエムあまがさきは報道にもある通り、2023年3月31日をもって閉局することが決まっています。
RADIO JACK!は、今までともに歩んできた尼崎の人たちとラジオ局が一緒になって、2022年10月から閉局までの毎週土曜日の12:30~13:00を希望者に開放して、自分の番組を自由に企画して放送できる、というとてもユニークな番組です。
尼崎に住んでいたり、尼崎で働いている人だけが応募できる企画で、応募受付は既に終了していますが、是非聴いてみてください。
スマートフォンであれば、アプリ「リスラジ」で聴けますし、パソコンであればエフエムあまがさきのサイトから直接インターネットラジオで聴くことができます。
Twitterを通してメッセージの募集や、プレゼントキャンペーン応募の募集をしていたのですが、なかなか集まらず大変苦労しました。
なんとエフエムあまがさきさん「RADIO JACK!」で自分のラジオ番組を1回だけやらせて頂きます('-')/
その名も「あなたにとどろけ!~町工場より愛を込めて~」
町工場を愛する者達の番組にしたく是非メッセージ寄稿と周知をお願いします!プレゼント企画もあります!
詳細は画像をご覧願います('-')/ pic.twitter.com/futD44h3kV
— HIRAOKA Yusaku 平岡 雄策 (@HiraokaYusaku) December 28, 2022
いかんせん時間が無い。笑
メッセージ寄稿、キャンペーン応募をしてくださった方、ホンマにありがとうございました。
正直ちょっと自分を過信していたというか、メッセージをくださった方の工場のアピールにも繋げていただきたいと思っていたので、もっと簡単にメッセージが集まるものやと思っていました。笑
めっちゃカッコ悪い言い訳になりますが、年末年始という難しいタイミング。笑
平日の少ないこと。笑
最終の打合せに伺ってから3日後くらいには、大急ぎで企画を詰めた書類をまとめてラジオ局へメールしました。
12月28日に最初の告知のツイートさせてもらったんですが、年末年始みなさんバタバタですよね。
よう拡散してくれはりました。
ホンマありがとうございます。
いや、ほんで次の日のこのツイートですよ。笑
来年の1月14日1回限りでエフエムあまがさきさんでラジオDJやりますツイートへの反応ありがとうございます!('-')/
— HIRAOKA Yusaku 平岡 雄策 (@HiraokaYusaku) December 29, 2022
年末年始のクソ忙しいところ恐縮ですが、是非マジでメッセージお願いします(人'-')
1行でもいいです。笑
社名も読みますので入れてください!
企画倒れならんか心配なってきた…('-';)
ここでの会心の1いいねですよ。笑
ヒカルさん、ありがとうございます。笑
いくら僕のツイートを誰も見てないと言えど、1いいねってなかなかないですよ。笑
いや、マジでこれTwitterのアルゴリズム絶対関係あるやろ思ってます。笑
インプレッションを見ても、ホンマに誰も見てないことがよくわかります。
イーロン・マスクに言いたい。
異論有ります、と。笑
最初にTwitterを始めた頃を思い出しました。笑
まったくいいねもされず、リツイートなんてもっての外。
ちなみに僕の記念すべき1ツイート目はこれ。笑
自分のレベルは自分ではわからない。インディアンポーカーみたいなもん。
— HIRAOKA Yusaku 平岡 雄策 (@HiraokaYusaku) December 1, 2020
香ばしい。笑
ずっと応援してくださる方も、もちろんいてくださるんですが、todoroのツイートも当然ながらホンマになかなか何の反応もなく、絶望というか現実を結構知った、というのがありますね。
でも、この気持ち、大事やと思うんです。
最初からちやほやされるアカウントというのは自分の性には合わないし、どうせ僕のことなんで棚ぼたラッキーに気付けず向上の機会を失っていたと思うので。
このあたりも自分の町工場経営スタイルと似ているなと思います。笑
町工場って、なんか雑草っぽいと思うんですよ。
綺麗な花も咲きます。
が、その美しさに気付き、存在を愛でる人は少ない。
なので、その頃から個人アカウントに注力して、継続的にツイートして、それなりに時間も投下して、ちょっとずつ伸ばしていこうと思いました。
で、他の町工場さんやtodoroとか会社のアカウントも引っ張れたらなと。
町工場側とて愛でられようとも思ってないので、踏まれることには慣れてるんですがね。笑
でも、愛が無いのは悲しい。笑
そういう思いがあるので、自分は、フォロワー数の少ない人や、Twitterを始めたばかりの町工場や、ウェブサイトを作ったよ、というような内容のツイートを割とリツイートするようにしてるんです。
自分もしてもらってるし。
その辺はまあアカウントの中の人それぞれですよね。
いわゆるツイートポリシーみたいなもの、あると思います。
僕も基本的にフォローバックは、しないですし。
今思うと、フォロワーって声の大きさに似ていて、別に大きければ大きいほど発言が正しいわけじゃないんですが、小さいと声は届かないんですよね。
閑話休題。
レギュラーで番組をされている方、マジですごいです。
企画をやり遂げるのも、時間の配分も、体調管理も、ホンマに大変やと思う。
で、年が明けてもメッセージは来ず。
そらそうですよね。
子供と遊んでるだけやねんから。笑
大型連休しかやらない約束なんですがポケモンの赤やってました。
そうそう、ついに娘のデータ、タマムシデパートまで行ったんですよ。
ついに念願のタマムシデパートに。
— HIRAOKA Yusaku 平岡 雄策 (@HiraokaYusaku) January 4, 2023
今回はここまで。続きはゴールデンウィーク。
またポケモン達に会えるのを楽しみにしとこう。 pic.twitter.com/xS5bM8qrG1
て、今こんなんええか。笑
その後の平日で告知のツイートをしまくるんですが、なかなか集まらないんですよね。
で、もう最後やぶれかぶれじゃないですか。
ラジオ局にも迷惑かけたくない。
もう必死のパッチで #あなたにとどろけ のハッシュタグで自分からツイートしまくったんですよ。笑
呼び水になるかなと思って。
正直ハッシュタグって検索用というか、インプレッション逆に下がるだけやと思ってたんですが、みなさん可哀そうに思ってくださったのか、けっこうみなさんツイートしてくださる流れになって、なんとか企画倒れにならずに済みました。
ホンマにおかげ様です。
ハッシュタグを使った最初のツイートをしてくださったUme9さん、マジでありがとうございました。
クソ仕事でもいいの?|д゚)チラッ
— Ume9 (@Ume918913530) January 6, 2023
10年以上前のコトだけど
製紙機械の改造工事で
遅れに遅れ、現場で年越しを
迎えたコトかなぁ…( ̄▽ ̄;)
かなりのブラック企業でした(笑)#あなたにとどろけ
もう後が無いわ思ってクソ仕事ゆうたんが、琴線に触れたんですかね。笑
おかげ様で最終的には全部を紹介できないくらい集まりまして、逆にどのメッセージを紹介させていただくのがいいもんか贅沢な悩みが発生しました。笑
実は収録では、実際に放送された分よりたくさん録ったんですよ。
いわゆる編集の都合というやつで、尺というものがあるので、テーマごとのバランスを考えながら泣く泣く削っていただきました。
これがほんまもんのお蔵入りゆうやつなんですね。
ディレクターズカットゆう意味がよくわかりました。笑
で、面白かったのが、「うちの工場自慢」よりも「思い出の仕事」の方が遥かに濃いメッセージが集まったんです。
なのでコーナーの配分を急遽変更して「思い出の仕事」にウェイトを置くようにしました。
よかったら、みなさんの #あなたにとどろけ のツイート、是非ご覧になってください。
そして迎えた収録当日。
起こるんですね、まさかというものが。
遅刻したんですよ。笑
いや、ホンマに笑い事ではなくて、めちゃくちゃ迷惑のかかることなんで、絶対にゼッタイにずうぇったいに許されることではないんですが、iPadのスケジュールに、しっかりと記入していた時間を既に間違えていて、スタジオ入りの時間と違う時間やったんです。
30分早めに着こうと思って道中のラーメン屋に入り、ラーメン啜り始めた瞬間、携帯電話が鳴ったんですよ。
基本的に食事中は誰の電話も取らないんですが、ディレクターさんからだったので急な連絡かと電話取ったんです。
そこで発覚する僕の勘違い。
いや、ホンマにビビり散らかしました。
ここ10年で1番焦ったと思います。
いや、2番かな。笑
1番は結婚式の男性側の受付を友人に頼むの忘れてて、当日依頼した時です。笑
ほぼ100%残ってたラーメンをそのままにもできず、遅刻確定してて大変申し訳ないところ、すごい悩んだんですが、もしそこから1分遅くなってでも食べていった方が番組としては良いものになるではという謎の理屈が発動しまして、ざるそばの早さで胃の中に叩き込みました。笑
幸いラジオ局の近くまで来ていたので、もう事故しないレベルで全力ダッシュですよ。
光の速さで向かいました。
結局30分早く着くつもりが30分の遅刻。
大変申し訳ありませんでした。
生放送やったらと思うと血の気引きました。
普段から時間を奪うことは命を奪うこと、と偉そうに言っている僕。
プロの方の貴重な時間を奪ってしまいました。
ホンマに穴があったら入りたいとは、このことで、そのまま消えてしまいたい気持ちになりましたが、その時の最適解は消えることではなく、放送内容で挽回することやと思いました。
そこからは、プロの方々も揃っているので、申し訳ない気持ちを引きずっているとさらに申し訳ないことになるので、気持ちを切り替えて収録に臨ませていただきました。
仕事のミスは仕事でしか取り返せないですもんね。
藤本ディレクターもパーソナリティの武田さんも、そんな僕を見事にフォローをしてくださいまして、本当にありがとうございました。
お二人がスタジオに入った瞬間、表情がサッと変わってホンマのプロの顔になったのがよくわかりました。
やっぱり声の仕事というのも職人なんやなとハッキリ思いました。
形が無いものも、ものづくりやと思う。
藤本さんの音声編集の技術、すごいです。
ラジオを聴いてくださった方から、喋りが上手ですねという声を頂きましたが、それは藤本さんの技術の賜物です。笑
実際は噛み噛みの詰まり詰まりの紙詰まりでしたからね。笑
武田さんの声の吹き込みや合いの手も、すごい。
なんというかスタジオで聞いているときよりも、完成品として上がってきたときの方が声の雰囲気が番組にマッチしているんです。
これって、ものづくりと一緒で、品質のブレみたいなものが考慮されていて、一番必要な時に一番中身が発揮されるようになっているんやと思います。
溶接だって熱で縮むので、あえてちょっと長めに仕上げたりするんですよ。
例えばテンションは高めで、とか声の音圧は力を入れ気味で、とかおそらく調整されていて、最後リスナーの耳に届いたときに丁度いい塩梅になるように仕上られているんやと思います。
プロやから。
初めましての相手に、よくこれだけ合わせて話せるもんやなと思います。
収録の時もさることながら、本番の番組を聴いて、お2人のお仕事に、さらにびっくりしました。
おべっかちゃいますからね。笑
おべっかは嫌いなので。
ジングルと呼ばれる番組内の効果音も、今回何を思ったのか自分で作ってみたんです。
凝り性というか、やってみたかったんですよね。笑
1小節くらいの短いやつです。
実際の放送でかかった、かっこいい感じのやつは僕作ってません。笑
ここでアップしている音源のジングルは全て僕が作ったものです。
これDTMで作ったんです。
DTMというのは、デスクトップミュージックといって、パソコンで音楽を作ることですね。
昔、バンドをしていた時にDTMをかじってたんです。
といっても、僕がやっていたのは、そんな大層なものではなく、Music Studio Producer というソフトのフリー版でチマチマおたまじゃくしを突いてただけなんですが。笑
で、曲を作ってMDに落として、バンドメンバーでそれを聴きながら、曲を完成させていく、という方法をとっていました。
2004年とかの話ですね。
MIDIというデータの種類なんですが、将来的に、おっさんになったときにMIDIという電子データであれば、また聴いたりできると思ったんですよね。
なのでたくさん曲も作りましたが、おっさんになった今も聴くことができます。
世の中には素晴らしいものを作られている方がいらっしゃって、音源はMETAL GTXというフリーの音源を使用させていただいています。
こういうものが簡単に作れるようソフトウェアを作られる方って、ホンマにすごいと思います。
しかも無料。
志の高さ。
長くなりましたが、最後に、番組内で触れる時間がなかった、曲の紹介でおしまいにしたいと思います。
ここでアップしている音源には、著作権の都合で入っていません。
オープニング曲はSIAM SHADEのLOVESICK ~You Don't Know~を選ばせていただきました。
番組サブタイトルの愛とも少しかかっています。
SIAM SHADEというバンドは僕が一番影響を受けたバンドで、初めて聴いた時から20年以上経ちますが、今でも僕の背中を押してくれるバンドです。
その中で今まで一番たくさん聞いた曲がこのLOVESICKという曲です。
いろんなアーティストのファンにとってはよくある、いわゆる「シングルカットされてない名曲」というやつですね。笑
おそらく同年代の方の間では、るろうに剣心という漫画のアニメ版が放送された時、エンディングテーマになっていた1/3の純情な感情という曲がよく知られていると思います。
そちらをかけたら少しでも盛り上がったかもしれませんが、番組内でもお話しした「好きなものは好きと言っていいんや」という気持ちで、自分の一番好きな曲を選ばせてもらいました。
それと、この曲は、高校生の時の文化祭の体育館の中ですが、生まれて初めてライブという舞台に立った時に演奏した曲でもあります。
もし万が一、楽曲を紹介させていただくような機会があるなら、この曲を、と思っていました。
夢を叶えてくださり、ありがとうございます。
かなりコアなSIAM SHADEファンしか知らないと思いますが、LOVESICKという曲は、全曲で唯一、日本語版と英語版とアンプラグド版がある曲です。
アンプラグド版というのは、いわゆるアコースティック版で、電子楽器を使わずに生音だけの楽器で収録されている曲のことです。
しかもこのアンプラグド版は非売品で、僕も学生の時にヤフーオークションで入手しました。
コアなファンでも持っている人は少ないのではないでしょうか。
エンディング曲はBABYMETALのRoad of Resistanceを選ばせていただきました。
マーティ・フリードマンやDREAM THEATERも好きなんですが、さきほどのSIAM SHADEとは逆に、BABYMETALがかかったら、聴きやすいしメタルが好きになる人が1人でも増えるんちゃうかなと思って選びました。
この曲、聴いたまんまですけど、もろDragonForceですよね。笑
ジャパメタって独特の聴きやすさや美しさがあると思うんですよね。
イングヴェイとかANGRAの旋律の美しさも良いし、HALLOWEENの聴きやすさも良いけど、XJapanみたいなジャパメタやっぱり好きやなって思います。
三島由紀夫さんのお茶漬けナショナリズムじゃないんですが、なんというかお茶漬け的な安心感があるんですかね。笑
旨味というか出汁っぽいというか。笑
そしてこの曲、その名もMETAL RESISTANCEというアルバムに収録されています。
もしかしたら大企業でも同じなのかもしれませんが、僕は小企業で働くということは、本当に大変なことの連続で、ある種の「抗い(レジスタンス)」やと思ってます。
物事は思い通りにいかない、だからこそ、なんとかしようと足掻くんや、と。
自分達のような金属加工屋は、まさにメタルによるレジスタンスの日々なんですよね。
聴いてくださった方、メッセージを寄せてくださった方、Twitterを通じて応援してくださった方、藤本さん、武田さん、エフエムあまがさきのスタッフのみなさん、ありがとうございました。
さ、僕らのMETAL RESISTANCE。
続けていきましょうか。