名前には魔力が宿る

世界には、いろんな国がありますが、子供の名前をつけるときに、名前に意味を持たせる国と、そうでない国があります。

由来は、それぞれあると思うんですが、意味となると国によって異なるみたいです。

日本では、意味をもたせる場合が多いですね。

名前の要素はたくさんあります。

・意味

・語感

・響き

・リズム

・苗字との兼ね合い

・漢字の読みやすさ

・ひらがなの形

・よくある名前にするか

・ちょっと珍しい名前にするか

・親戚とかぶらないか

・同じ読みの他の言葉の意味

・年代によって印象がどう変わるか

・英語にした時の発音

なんかに至るまで、たくさんあります。

人生で自分の好きなように決められることは自分の子供の名前だけ、という言葉もあるみたいですね。

自分の意思で決められない人もいるでしょうけど、なかなか面白い考え方やなと思います。

親になると、誰しもそうやと思いますが、僕も自分の子供の名前には、ひときわ強い想いがあります。

自分の名前も、とても気に入っています。

そのせいもあるかもしれません。

小学校の時の授業で、自分の名前の意味を親に聞いてくる、という授業があったんですが、その時に名前の意味というものを意識するようになりました。

今思えば、聞ける環境にない子供もいることを考えると、ちょっと酷な授業やったんかなと思うところもあります。

子供の名前をつける時に、改めて自分の名前に使われている漢字の意味を調べ直したんです。

僕の親は、さすがにそこまでは考えてなかったと思うんですが、すごい意味がたくさん出てきて、改めていい名前をつけてもらったなと思います。

雄という字には、剛強さ、傑出した存在、という意味があります。

すみません、僕が自分でゆうてるんじゃなくて、漢辞海に書いてあるんです。笑

策という字には、かなり多くの意味があって、書物、計画、数を数える道具、占いの道具、駆使する、使いこなす、励ます、支える、というような意味があります。

感謝せなあかんなと思うと同時に、この名前に負けへん生き方をせんとあかんなと思います。

名前の神様に笑われちゃう。笑

返せ、と言われちゃう。笑

海外の方と話す時に、文化の話をすると喜ばれます。

文化の話の一環として、出先で出会った外国からの旅行者に、自己紹介の後に名前の意味について話したことがあります。

英語圏の方は洗礼名とか、親戚の名前をそのまま、ということも多く、名前に意味がある、というのが面白いみたいです。

自分のときはclever heroみたいな感じでゆうときました。笑

ちょっとええように言い過ぎな感じですけど、だいたい間違ってないねんからしゃあない。笑

もうこの名前ついちゃってますからね。笑

で、うちには娘と息子が1人ずついるんですが、名前を考える時には、それはそれは悩みました。

多分人生で1番。

娘の時も息子の時も、常用漢字2136字と人名用漢字863字の全ての意味と読みを調べて組み合わせて考えました。

良い漢字いっぱいあるんです。

良い感じの漢字が。笑

付箋に候補をたくさん書いて、嫁はんと毎晩のように話しました。

週末は、その付箋の大群を睨みながら酒の肴にしましたよ。笑

お互いの親の意見も少しは聞きましたが、基本的に2人で話し合いました。

気持ち女の子の名前は女親が、男の子の名前は男親が、みたいな部分もありましたね。

ウェイトとしては、ほんまに少しだけ。

頭使いましたけど、楽しかったですね。

なんか、自分ら、すごいことをしてる、と思いながらやってました。

ちょっと大袈裟ですけど、実際子供らは一生使うわけですから。

もちろん改名は可能ですし、本人が望めば自由にやればいいと思うんですけど、実際に改名する人の率でいくと、限りなくゼロに近いと思います。

80歳になっても、この名前でええと言えるか、とかも話しましたね。

本当に、かけがえのない時間でした。

息子は、まだ、呼んだらわかる程度で、自分の名前についてあまりわかってないですが、娘は少なくとも語感については気に入ってくれてるようです。

そんな想いでつける名前です。

気持ちが宿らないわけがない。

魔力となって、子供達を守ってくれる、導いてくれると思ってるんです。

僕と嫁はんから、もう怨念とも呼べる濃厚なやつを詰め込んどきましたから。笑

ちなみに僕の名前Yusakuは、英語圏の方の耳に届く時には、you suckとなって、お前最悪やな、という意味になるみたいです。

残念ながらホンマに。笑

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