無理無駄無視

なんか文字が黒い。笑

呪詛(じゅそ=呪いの言葉)みたい。笑

もしくは、なんかオラオラオラァって感じ。笑

製造業の品質管理で、良くないものとしてよく挙げられるのが、無理・無駄・ムラです。

ムラというのは、製品の出来具合が良かったり悪かったりするバラつきのことです。

僕が個人的に良くないと思うのが、ちょっとだけ違ってて、無理・無駄・無視なんです。

品質管理というか、仕事全般に対してそう思っています。

無理というのは、そもそも出来ないことを要求することですね。

できないことをやろうとするから無理が出る。

1日20時間働く、とかね。

無理を通すと道理が通らん、ということになるわけです。

原則あるところに例外あり。

あくまで原則に合わせないと物事はうまく進みません。

信号は、赤信号でも進んじゃう人のためには、できてないわけです。

でも、救急車がサイレン鳴らしてたら、赤信号でも、どうぞどうぞと通ってもらわなあかん。

この場合、赤信号で止まることが原則で、サイレン鳴らした救急車は例外です。

組織でよくあるのが、権力のある立場の人間が、やれ、と言ったから現場がやっているというパターンですね。

みんなそんなん無理なんわかってる、でもやらないとアカン、やらんと怒られるから嫌々やってる。

最悪ですね。

モチベーションもダダ下がりですよ。

自分なら、そんな会社いたくないです。笑

ただし、一見無理に見えても、やらなあかん場合はあります。

うまく全員にわかるように視覚化することができず、社長の勘で決める場合もある。

普段からの信頼関係も大きいです。

信頼があれば、なんやようわからんけど、あの人がゆうてるならやってみよか、となる。

みんなにわかるように説明してる間に期を逸する場合もあります。

個人的な感情でその仕事をしたくない、というのはもちろんダメですし、そんなん認められないのですが、誰がどう見ても無理があることは見直さないとだめです。

生身の人間に空を飛べ、というのは不可能ですから。

経営者は、できるだけそれを客観視して采配するのが理想ですよね。

次に、無駄というのは、そもそもやる意味がないことですね。

誰しも自分がやってる仕事は無駄ではないと信じたい。笑

感情ではなく、事実で判断せんとだめです。

自分が今進めている仕事の中にすら、無駄なことが含まれてる可能性ありますよね。

この駄ブログこそ、無駄の骨頂なんですけどね。笑

立場が上の人が前にやっていた作業やから、無駄とは言いにくい、というケースもありえますよね。

そういう雰囲気をかき消していくのも、まとめる係の人の仕事です。

同族企業ではよくあるのですが、創業者家系出身者や、経営者の親戚が決めたこと、やっていることには口出しできない、口出ししてはいけない、という雰囲気が起こりがちです。

そんなことをゆうていると、正確に判断するための目が濁ります。

中小企業やと会社を潰しかねません。

創業者の家系が優れた経営手腕をもっているなんて限らないですから。

不平不満は耳が痛いですが、不平不満こそ、蕾(つぼみ)のうちに対処した方がいいです。

むしろチャンスですからね、いい会社にするための。

僕が代表権を引き継いだ直後、結構社員からの要求がたくさん出てきました。

先代にそれゆうてくれました?

と僕が訊くと、そんなん言われへんやん。笑

と職人も笑ってましたよ。笑

言いやすい雰囲気を作る、というのは若い経営者の特権やと思います。

若い人に対しての方が、何でも言いやすいもんですし、人間貫禄がついてくると、話しかけにくくなります。

僕は、頼りがいがないのを逆手に取って、話しやすさに変換してるつもりです。笑

もし、この人に言ってもしょうがないな、と思われると、その時点でもう言われなくなります。

僕からも、言っても意味がない人には、言いません。笑

たぶん、会社のみんなにも、まだまだ思ってることが埋蔵金みたいに埋まってると思うんですけどね。笑

どないして掘り起こしてやろかと思ってます。笑

ちなみに、2代目が会社を潰す、とか3代目が会社を潰す、とか言いますね。笑

でも、オーナー経営者が鶴の一声で決めていくから、早い判断、早いビジネスができる、というケースは多々あります。

これは会社の規模に限りません。

大きい会社も同様です。

株主の顔色を伺ってると、何でも決めるのが遅くなっちゃいます。

早い判断ができて、現場からも意見を吸い上げる、という、いいとこ取りができている会社が、今元気な会社なのかな、と思いますね。

最後に、無視というのは反応をしない、ということです。

僕は無視されるとカチンときます。笑

一番単純なものは、返事ですよね。

会社でも、挨拶は、とても重要だと、ずっと繰り返し言っていて、近年雰囲気もだいぶ変わりました。

嬉しいことに、お客さんが、現場の職人から挨拶があって、いい会社ですねと言ってくださることも増えてきました。

返事って、挨拶にすごい似てると思います。

はい、の2文字が出てこないのは悲しい。

無視する、ということは相手の存在を認めない、ということですから、相手を最も蔑ろにする行為のひとつ、ですよね。

時間かけて見積して、メールで送っても、何の反応もない時あります。

ちょっと寂しいですね。

見積送ったら、営業から電話して連絡取らんかい、という意見もわかりますが、時代は変わっていってます。

メールで見積回答を受け取ったら、メールで返信するのが合理的ですよ。

測ってませんけど、返信がない場合は、取引の成約率も低いと感じます。

基本的に、金額が大きくならないものは、あまり見積も手間のかからないものなので、そこまで気にしてないのですが、見積もりに時間がかかるような案件は、その後どうなったのか、僕はできるだけ教えて頂くようにしています。

あとは見積依頼と失注が続いた時ですね。

うちの想定とお客さんの想定が、まったくかすりもしてない可能性もありますからね。

その場合は、見積もり自体が無駄になります。

続いたら、営業も不安になるし、職人も不満に思います。

逆に協力工場に見積依頼ばっかりで発注ができてないと、申し訳ないなと思いますよね。

発注ができると、ちょっとホッとします。笑

反応が何度も重なって複雑に絡み合うことで、良い仕事になっていくと思うんですよね。

しっかりと反応をすることは、相手を尊重するということでもあります。

ちなみに、しっかりした反応というのは、おべっかを使う、わかったような返事をする、という意味ではなくて、物事が一番良い方向に進むように、相手が一番求めている反応をする、ということです。

結果として、それがうちの失注を示すものでも構わないんです。

今回は発注にならなかったけど、今後是非一緒にやっていきたいと言ってもらえると、それは嬉しいことですし、未来を感じます。

「はい」だけ、「わかりました」だけでも、心が込もっていれば相手に伝わると思います。

何も多弁が正しいわけではない。

と書きつつ、自分も100%の反応ができてなかったりします。笑

申し訳ございません。

急いでやります。笑

こんなもんフォローしたらあきまへん。 Don't follow me on twitter.

おすすめしない記事 Not Recommended